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2004年


12月12日(日)

昨晩読売オンラインを見ていたら,台湾の立法
委員選で民進党(与党連合)が国民党(野党連合)
に敗れたとのこと。
“阿扁”の近年の明確すぎる方針が人々の伝統的
な恐怖心を呼び覚まし,現状維持に傾いたのか?
&米国の圧力も?
“阿扁”ガンバレ。

眼 中 釘 肉 中 刺
yan3  zhong1   ding1   rou4  zhong1   ci4

陳水扁政権が苦境に立ち,
中国の喜ぶ顔?が目に見えるようだ。

11月21日(日)

一日中部屋にこもって仕事。
あいまにつげ義春の「夢日記」を読み返したりコーヒー
をいれたりして休む。休む時間のほうが長くなって困る。
ちょっと本を読んだりするとすぐ2時間くらいたって
しまう。
午後以前の知り合いから電話あり。近況を興味深く聞く。
中国語の勉強を始めたというが,すでにリタイアして
悠々自適そうなのがうらやましい。
こちらはまだストレス100%状態で仕事をしている
というのに〜。
でも,わたしもそろそろ第2の人生設計を考えよう。
10年単位で計画すれば新しいことに挑戦するのも
有りかな?
おかげでちょっぴり元気が出てきた。

不 蒸 饅 頭 争 口 気 
bu4   zheng1   man2tou2    zheng1   kou3   qi4

人生まだまだ時間はあるのだから(お金のないのがきついけど)
ウツ状態のまま老け込むには早すぎる。

11月7日(日)

胡蘭成の「今生今世」(2003年,中国社会科学出版社)を
読む。
作者は1906年浙江の生まれ。戦時中は南京の汪精衛かい
らい政権の大物。抗日戦勝利後は国民政府・共産党政府
両方の“漢奸”討伐を逃れて香港へ。1950年に日本へ亡命,
保田與重郎らと親交あり。
1974年以後は台湾。1981年東京にて没す。
1920年代から50年代までの波乱の時代に,流浪の土地で
何人もの女性と夫婦の契りを結び,また別れる。
なんと悪運の強い人でしょう!
上海での張愛玲(作家)との夫婦生活の描写あり。個人的
には,張愛玲が旧約聖書についてコメントしているところ
が実に鋭くておもしろかった。(この本は張愛玲との関係
で注目されベストセラーとなっています)
古文の引用部分が私にはやや難しすぎたが,独特の流麗
な文体と女性描写のうまさにひかれて一気に読み終えた。

文 采 斐 然
wen2   cai3    fei3   ran2

胡蘭成,これぞまさに中国の“文人”という感じ。
10月24日(日)

あこがれの寸胴なべを買った。
浅草の廃業したレストランが備品や家具類を投げ売り
しており,業務用寸胴なべ(+おまけ:22合炊き炊飯用
厚なべ)がたった1000円で買えた。
使い込んであるので表面にキズがあるけどかっこい〜。
今後は,このなべに水を20リットルぐらい入れて,トン骨
とか骨付きあばら肉とか香味野菜とか投げ込んで,たく
さんスープをとろうと思うのだ。
それを冷凍してポリ袋に小分けしておく。
毎月1回スープをとって,1か月は使えるだろう。

一 労 永 逸
yi4    lao2   yong3    yi4

なにしろ本格濃厚スープさえあれば,どんな料理作っても
おいしくなるからね。

10月17日(日)

夜おそく,団地の商店街まで散歩。
竹やぶに沿った道は深い闇が続いている。子どもが上
にまたがって遊べるゾウさんの遊具が2つ,3つ,街灯
にぼんやり浮き上がっている。
やぶの中から「ニャ〜」と声がする。
目をこらすと子ネコが1匹私たちをうかがっていた。
このあたりは野良ネコが多くて,とくに自転車置き場の
屋根の下ではたびたびネコの集会が目撃されている。
「ニャオ〜ニャオ〜,こっちおいで」
と呼んだけどじっと耳を立てて警戒をくずさない。
やっぱりエサを持って行かないとなつかないのかな。
「今度お魚の煮付け持ってくるからね」
と言って別れた。

餐 風 飲 露
can1   feng1   yin3    lu4

もうすぐ寒くなるのに,かわいそうなネコたち。
10月10日(日)

きのうは台風22号のニュースを聞きながら,実況で
台風の接近音に耳を傾けていた。わが家が暴風雨圏
のまっただ中に突入したのは夜6時過ぎだった。
ガラス窓をかたかた鳴らしながら流れ落ちる滝のよう
な雨,ひゅぅぅーとうなる風の音。
風で折れる恐れのあるミカン・南天・野ボタンなどの鉢
は朝からへやの中に避難させていたので,居間が温
室のように花でいっぱい。
そしてわたしは快適なへやの中でそれらの非日常的な
物音に耳を傾けていた・・・
はっきり言って台風は大好きだ!

暴 風 驟 雨
bao4   feng1   zhou4   yu3

でも夜10時ごろにはもうすっかり静かになり台風は過ぎ去って
しまった。残念。

10月2日(土)

昨晩は中国の国慶節。CCTVの“国慶文芸晩会”
(国慶節の祝賀番組)を見た。胡錦濤・温家宝ら
党・政府の最高指導者らが前列に居並んで拍手を
送っている。
今年の舞台はなんと言ったらいいのか,非常に「革
命的」で驚いた。
工農兵の装束で歌いつ踊りつして国家と民族を讃
える内容ばかりだ。一瞬北朝鮮のテレビかと思った。
新指導部に代替わりしたはずなのに,30年ほど
時代が逆行している。むむむ???
これが新執行部の好みなのか?

三十一 年 還 旧 国
san1 shi2 yi1   nian2   huan2  jiu4  guo2

「31年,旧き国都(みやこ)へ還りぬ」。
毛沢東の七言律詩《柳亜子先生に和す》の中の1句(1949年作)。
1949年春,解放軍が北京に入城。毛沢東はかつて暮らした北京
に31年ぶりに勝利者としてもどってきた。

9月27日(月)

夜11時,ふたりでスーパーまで散歩。ついでに
くだもの,牛乳,豆乳,チーズなどを買う。
霧雨が降っていて少し寒いが,夜の散歩は気持ち
がいい。
去年から近所のスーパーYac'sとBigAが2軒とも24
時間営業になり便利になった。もとは夜8時まで
だったのが,ここ数年で夜11時,それからついに
24時間とエスカレート。
でもコンビニと違って広大な店舗。夜中過ぎれば客も
まばらなのに,店長・副店長クラスらしい30代から
40代の男性陣でレジをやっているのが気の毒みたい。
夜中じゅうああやって客を待っているのでしょうか。
いつ寝るのでしょうか? 家で待っている家族は
どうなるのでしょう?


 pin1   ming4   jia1     pin1   ming4

小売業は依然として過酷な競争が続いている。
9月18日(土)

ベランダの桃がついに熟したのできょう収穫した。
全部で10個,ピンクのうぶ毛がかわいらしくて,
切り取るのが惜しいみたいだ。
「来年も実ってね」とつぶやきながらハサミを入れた。
花の開花から半年,最初は青くてちっちゃくて梅の実
みたいだった。
ほんとに長いあいだ楽しませてくれた。
ちなみに味もお店で買ったものに負けない甘さだった。

麻 姑 献 寿
ma2    gu1   xian4   shou4

“麻姑”は古代神話の若く美しい仙女。“献寿”は“寿礼”(誕生祝い
の品)を贈ること。
旧暦3月3日は女神“西王母”の誕生日である。“麻姑”も多くの神々
とともにその祝宴に赴き,うやうやしく霊芝の酒を捧げた。
西王母の庭園には“蟠桃”(不老不死の桃)がたわわに実っている。
吉祥長寿のテーマでよく年画などに描かれる神話の一場面である。

<参考>
●山西年画《麻姑献寿》
●記念切手の消印《麻姑献寿》
●アニメ《麻姑献寿》
●少女漫画風《麻姑献寿》
●水墨画《麻姑献寿》
●京劇《麻姑献寿》
●麻姑に会いたい人は→湖南省・衡山(南岳)へ


不老不死の“蟠桃”?




8月29日(日)

本日台風が北上中。
雨が降っているので予定していた母との散歩はとりやめ,
せんたくものを北側の室内ベランダに移した。
午後,持ち帰りの仕事にウンザリしながらとりかかる。
目下作成中の辞典はそろそろ次のステップにさしかかって
いるが,作業分担がまだ完全に固まってないので不安だ。
辞典はおおぜいがあれやこれやの作業を分担して,油彩
のように重ね塗りを繰り返してできあがる。だからみなが
「自己実現」をめざすのではなくて「歯車」にならないと
できない。そこがつらいところだ。

談 何 容 易
tan2    he2   rong2   yi4

大好きな雨の週末なのに,ゆったり休めないのは遺憾。
8月7日(土)

今晩はCCTVの連続ドラマ《冬至》の最終回だ。
紹興の美しい水路を背景に,地方の小さな銀行で
起こる陰々滅々たる犯罪を描く。
小心で真面目な銀行員(陳道明)が1500万元もの
横領に手を染め,しだいに追いつめられてゆく心
理劇である。そこに地元の捜査本部の刑事たちの
ドラマがからむ。
ドキュメンタリー・タッチの撮影で,水郷の風景や
南方の伝統家屋が趣を添え,背景に流れるモー
ツァルトが哀切である。
実際にあった事件を題材にしたものでは,1997年の
連続銃殺事件を描いた《末路》がすばらしいできだっ
たが,その中で犯人・白宝山を演じたのが
彼は今回の《冬至》では哀愁に満ちた中年男の辣腕
刑事を演じている。酷!

心 里 的 偶 像
xin1   li3     de     ou3  xiang4

これで以前からの私のアイドル“陳道明”に,新規アイドル
”が加わった。しかし,中国の俳優はなんでこうも
演技がうまいのでしょうね。

7月31日(土)

きのう会社のごみ置き場にあった「週刊G」の
先週号を拾ってきて帰りの電車の中で見た。
電車で広げるにははばかられるヌードのグラ
ビアがあったので,急いでほかをめくった。
ジェンキンスさんが漫画になって出ていた。
それにしても,曽我ひとみさんは実にしっかり
として頼りになる奥さんだ。2人の娘さんたち
もなかなかシンが強そう。
女性はやはり強い?

陰 盛 陽 衰
yin1   sheng4   yang2  shuai1

わが編集部もボス以外は女性ばかり。
女性の忍耐強さが辞典向きなのであろうか。
それとも労働力として使いやすいのであろうか。

7月24日(土)

ドドーン,ドンドン,ドドン,ドンドン,と夕方から
太鼓の音が鳴りはじめた。団地の夏祭りである。
会場周辺のバス道路は交通止めになり,伝統も
何もない団地の人工的な祭りとはいえ,数十軒の
屋台が並ぶ盛況である。
見たところ少なくとも1万人くらいの人出。(団地の
人口が約3万人だから) 高校生ぐらいの女の子た
ちは,友達どうしでの浴衣姿の見せ合いに張り切っ
ているようだ。茶髪のアップにピアスなんぞして
ナマイキ〜。
人混みをかき分けて屋台を見てまわる。トウモロ
コシとアンズ飴がおいしそう。お祭りってどうしても
何か買い食いしたくなるのが不思議。
子どものころの刷り込みか?

一 年 一 度
 yi4   nian2    yi2     du4

光るリングと,ビニール風船製のバット?を買ってしまった。
バットは,ぬいぐるみのクマさんを上司にみたててポカッ
ポカッとぶつのにちょうどいい。

7月18日(日)

ドイツの作家ベルンハルト・シュリンクの短編集《愛之
逃遁》(2003年・訳林出版社)を中国語版で読んだ。
(邦訳「逃げてゆく愛」松永美穂訳・新潮クレストブック)
久しぶりに本格的な小説に出会った感じ。 大人の愛
がエロチックかつ恐ろしく描かれているが,7つの小編
ではすべて愛の追求が失敗に終わる。
シュリンクは東西ドイツの融合やアウシュビッツなど
歴史的罪悪と個人の責任を微妙な心理でとらえる。
「どこの国にもいい人もいるし悪い人もいる」
と言ってすませられるほど事態は容易ではない。
日中の歴史問題や,現今のテロリズムの背景が少し
見えてくる?ような気がした。


痛 定 思 痛
tong4   ding4    si1   tong4

愛と個人の責任というテーマからは 《索菲的選択》(ソフィーの選択)を
連想したりするが,あれほどドロドロではない。 
ごくごく普通の市民の日常的な細部の描写が秀逸で,読んで楽しくかつ
ドキッとするところがすごい。

7月9日(金)

午後いちばんに印刷所との打ち合わせが入ったので,
めずらしく正午に昼食に出た。(ふだんは午後だいぶ
過ぎないと食べない)
ちょうど“烈日当頭”,路面の照り返しでおそらく40℃
近くあるだろう。あつ〜い。(;´д`);;
お気に入りのレストランを目指すも,入り口の外まで
人があふれている。おそば屋さんも人がぎっしり。
遠くのファミレスまで行ってみたけど,やはり待ってる
人がずらりいて大繁盛。結局,かんかん照りの中を
さまよい歩いて,郵便局の用事を済ませただけで昼
めしは抜きになってしまった。


人 満 為 患
ren2   man3    wei2   huan4

まさに昼食のラッシュアワー。
いつもはこの時間帯をはずしていたので気がつかなかった。

7月3日(土)

慣用句ごぶさた・・です。さぼっていました。

さて,そうこうするうちに
梅雨が明けて,またまた夏がやってきた。
上野で香菜を15把とレイシを2キロほど購入。
レイシは今買わないともうそろそろ季節が終わって
しまうのであせって多めに買った。香菜もレイシも
一部は冷凍しておく。(香菜は刻んでしょうゆにつけて
おいても1週間くらいもつようだ)
焼き肉や冷や奴の上にパラパラと香菜の刻んだのを
のせて香りを楽しむ。
そして夕飯後のデザートに,解凍したレイシの透明な
みずみずしい果肉を「きょうは1人8個ずつね」とか言
ってケチケチ食べている。


物 以 稀 為 貴
wu4    yi3     xi1    wei2   gui4

レイシを食べると広州にいたころを思い出します。
「流花湖」公園にはレイシの木がたくさんあって,真っ赤な実が
枝に鈴なりになっていました。


▼グレープフルーツ&レイシ(1人分!)

1月19日(月)

さて,そろそろジャンボ宝くじの結果を調べにいか
なくちゃ・・・
できるだけ長く夢を見ていられるよう,はやる心を
抑えていたが,機が熟してきたようだ。
もうそろそろわたしに回ってくる予感がする。

もし1等に当たったばあいは,すぐ仕事をやめて1年
ぐらい食っちゃ寝,食っちゃ寝(+ネット+DVD+散歩)
で,ゆっくりと休む。
それから綿密な図面を引いて,中庭つきの「四合院」
を建築事務所と相談しながら建てる。農家風の三合院
でも可。
その中庭にはキンモクセイや黄梅やハクレンなどを植える。
木と木のあいだに紐をかけ渡してせんたくものを干せる
ようにする。
夏は竹の寝椅子を置いて寝る。風がさわさわと吹き抜ける。
母屋の軒の下には蓮の花と金魚の入った大きな水瓶を
置いたりする。


有 福 不 用 忙 
you3    fu2    bu2   yong4  mang2


確率では50万分の1くらい? 本来は50万年待てば当たる
わけだけどそこをなんとか10年以内に縮めてほしいと思う。




1月3日(土) 謹賀新年
▼水神宮内の子安観音
▼元禄〜享保の観音像。 ふっくらとあどけない少女の姿。
   ▼お地蔵さま。




このところ晴天が続いてよき新年。しかし毎年休みになるとぜひとも
片付けなければという用件が詰まっているので苦しい。

それでもせっかくのお休みだからというので母と近所の散歩に出た。
小学校の裏手にいままで入ったことのない細い道があったので入って
いくと,意外なことにのどかな畑が広がり,あちこちに豪農ふうの
どっしりした農家が見える。まるで原田泰治の世界。

農家の垣根の間をさらに分け入ると広大な雑木林だ。うねうねと続く
道をたどるとぽっかりと「水神宮」と書かれた社の前に出た。中に小
さな神楽用(雨乞い用?)の舞台があったりして,シンカンとした寂れ
ようが,こちらは横溝正史の世界だ。
その境内にあったのが上のスケッチの子安観音。摩滅して見にくいが
胸に抱いた子に乳をやっているもよう。

帰り道にも道ばたの小さな墓地の中でまた十数体の石仏を発見した。
元禄年間(!)と刻んである。地蔵さまと子安観音が多い。これは昔,
水子の霊を供養したものだろうか?


不 虚 此 行 
bu4    xu1     ci3    xing2

なんとすぐ近所に田舎があった。



2003年